天然記念物!幻の大浦ゴボウ!
2008年 12月 28日
地上部の葉っぱが、へな~となってきたので、ゴボウを掘ってみました。
葉っぱも大きくなりました。
関東で育てれば、こんなに大きい葉っぱにはなりません。
やはり、熱帯に近いからなんでしょうか?
短根種ですから、掘り取りも楽です。
ほとんど、手間もかからない、捨てつくりで、これだけできればOKです。
堆肥だけ施用、無肥料、無農薬です。
根っこだらけで、形も悪く、食べられそうにありませんが
炊くと、やわらかくて、香りも高く、こんなに美味しいごぼうはありません。
この大浦ゴボウ、まず市販はされていません。
成田山新勝寺で、護摩すぉを焚いた人、(年末だったか)しか食べることの出来ない
希少なゴボウです!
おまけに、千葉県八日市場市の天然記念物なんですね.
同じ短根種では、京都の堀川ごぼうが有名ですが、あれは普通のゴボウを
二年子栽培(いったん、掘り出して、再度植えて、2年間栽培する)で
太らせたものです。
大浦ごぼうは、そんな手間をかけずとも、太いものが出来ます。
でも、栽培は簡単、種も入手しやすいです。
(特に関東地方では、普通のホ-ムセンタ-に売っています)
そんなに深く、耕す必要もなし、在来種ですから、病害虫にも強いです。
家庭菜園をしていらっしゃる方、一度作ってみてください。
こんなに美味しい、ごぼうがなぜ流通しないんでしょうか?
それは、見てくれが悪いからなんですね。
そういう風にして、在来の品種が、流通しなくなるのは、本当に無駄なことです。
他の野菜でもそうですが、野菜本来の香りがない、見てくれの良い
収量の上がる品種ばかり、開発され、栽培されるんですね。(特に日本は)
残念なことです
本枯節と、羅臼昆布でだしを引き
これまた、捨てつくりの、サトイモと炊き合わせにしたら、最高でした
この時期だけの楽しみです
by chikomomorara
| 2008-12-28 23:05
| 野菜栽培