エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

やるときは、やる!

ニセコ直売の店長さんの日記を読んでいたら、本当に共感するところがありましたので
農家の生活の一端を、知っていただきたいと思い、書きますね。
でも「やるときは、猛吹雪の中でも、徹夜でやりきる!」
これホント、分かります!

やってみると分かりますが、これ、本当に大変だと思いますよ~
厳寒の深夜、それも、吹雪の中ですから、生命の危険すらある。
自然相手の農業には、避けて通れないのですが、やってもやっても繰り返し
忍耐も必要な仕事です。
先人の農家は、みんな体験されてきているんですね005.gif
それも、大した機会もなかった頃から・・・・

そういうことを考えると、まだまだ頑張らねばなあと思ったりもします。

北海道が吹雪ならば、鹿児島では、なんと入っても台風です。
特に東シナ海側を、10キロくらい沖合いを北上されると、もう半端ない風が
襲ってきます。

特に昨今は、大型化しているので、瞬間では50メ-トル以上の
暴風が吹き荒れたりします。

うちでは、ハウスを建設し、アスパラの定植をした年に
週末ごとに、大型台風が襲ってきました007.gif

ハウスが、壊れてしまっても何千万の損害ですし
定植したアスパラがダメになってしまっては、翌年以降は、
まったく収穫できなくなってしまうので、それこそ必死でした。

まず、台風の暴風圏内に入るかどうかを見極め
ハウスを閉めこみ、ハウスの周囲と、特に屋根の部分を
スプリングという金具で、固定して回ります。

密閉してしまうので、ハウス内部は40度以上にもなり
アスパラが極端に弱りますので、ぎりぎりまで決定を遅らせます。

でも、遅すぎると、屋根に登れなくなるので、急いで行う作業になります。

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こういった金具を使って、固定して回ります。

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合計で、3000本以上!
指先の感覚がなくなります!

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このとき、20メ-トル以上の風が吹いていました

この年は、毎週末、台風が襲来しました
上陸したのも(ほぼ直撃)3回あり、合計で6回の対策でした。

土曜日に上陸となると、木曜日あたりから、スプリング留め
土日に当日、月曜日には急いで、スプリングをはずします。
(台風一過の晴れになると、中は50度以上になるので)

でも、その年は、はずすときには次の台風が見えていましたので
「これ、また3日後には留めるんだろうなあ」と思いながら
はずすんですね。
そんな週が、1ヵ月続いていました.


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台風の目に入ったときに、暴風で飛ばされたスプリングを留めなおします。
端っこのほうが、風で膨らんでいます!
(髪の毛も、飛ばされてしまったようです! 笑)

情けなくなる作業ですが、こういった仕事も丁寧に忍耐強くやれば
必ず結果になって現れるんですね。

台風が来たときには、必ずありますよね
「田んぼを見に行った、ご老人が、用水路に流された・・・」といったニュ-スが

農家をするまで、分かりませんでした。
「台風の、危険なときに外に出るなよ!」と、・・・
まして、老人が・・・と思っていました。

でも今は分かるんですね。
作物は、子供みたいなものですから、心配でたまらない
また、何か不都合があれば、たとえ危険でも、やるべきことはあります。
でないと、回復不能な損害をこうむったりすることもありますし
やっぱり「やるときは、やらないと!です」

誰がやってくれる訳でもないのですね。


ニセコ直売
店長さ~ん!体調には気をつけて、作業してくださいね

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by chikomomorara | 2008-12-30 01:40 | アスパラ栽培 | Trackback