今年の農薬です
2009年 10月 04日
今日は快晴でした
夜も寒いほどに冷え込んできましたよ~
秋野菜の定植が、かなりはかどっています。
今後、晴天が定期的に有れば、今度は順調に育つはずです。
これ、収穫で通らない通路を上から見たところです。
刈り取り前です。
きれいに茂っているのはいいのですが、これでは晴天で、木漏れ日
曇天だと、まったく光が入りません。
これでは、色がつきませんので、少しずつ裾刈を始めました。
これが、同じ場所の、刈ったあとです。
今は、来年に向けての、一番重要な時期ですので
悪影響が出ないように、最小限にとどめています。
それでもかなり、明るくなりました
来週の曇天でも、少しは色がついてくれると思います。
あと1ヵ月、この状態で保ってくれれば、来年の春は大丈夫です。
この茎葉が、12月まで光合成し、その養分を根っこにおろすとともに
最終的には、この茎葉にもためこみますので、その養分も完全におろすことが出来れば
大丈夫なんですね。
地上部の草勢はこのとおり、元気ですので、多分もつだろうなあと思っています。
病気の予防には、あと2~3回程度、木酢液を散布する予定です。
ですので、今年のアスパラガスで使用した農薬は、多分以下のとおりになります。
(殺菌剤) コサイドDF3回
斑点病予防のための銅剤です。
天然物由来のもののため、法的には、農薬ではないとされます。
JAS有機栽培でも認められているもので これを使用しても無農薬表示可能です。
無農薬表示を狙って、これを使っているわけではなく
安くて、よく効くんです。
高温期に散布すると、薬害(植物にダメ-ジを与えること)の可能性が高いので、
嫌う人も多いです。
(殺虫剤) ノ-モルト乳剤
ただし、ハウスの1割程度ニ散布しただけです。
1度、ハスモンヨトウが、20メ-トルほど、上部の茎に出ましたので
それにかけたのみです。
アスパラガスは、立茎後かなり農薬を散布するほうの作物です。
鹿児島県では、慣行栽培が、殺菌剤殺虫剤あわせて、25回の散布になっています。
減農薬では12回の散布になります。
これが、栽培履歴上では、農薬といわれるものは1回のみ。
それもほとんど、散布したというほどのものでは無いので
この点でも、今年は大成功でした
代わりに、木酢液のとうがらしを漬け込んだ液と、柿酢は、合計で14回散布しています。
病気の蔓延が抑えられたのは、ひとえに今年の乾燥した天候のおかげです。
要するにラッキ-だっただけなんですね。
例年通りの天候なら、多分、この程度の散布では、抑えきれずに
途中で、大幅に刈り込むことになったと思います。
またヨトウムシも、例の「撃退くん」のおかげでしょうか?
今年もまったく、被害なしです
蛍光灯の下にある、ネットにはいっぱい蛾が入っています
エコファ-マ-ですので、あくまでも減農薬ですから、来年もこのとおりいけるかどうか分かりません。
ただ、農薬散布は、凄い重労働ですし、コストが非常にかかります。
農薬も非常に値上がりしましたので・・・
また、多分健康にも悪いので、農家にとっては少しでも減らしたいものです。
これは、どんな農家でもそうです。
それが皆無にできたことは、今後の参考に活かしていけると思っています。
by chikomomorara
| 2009-10-04 02:18
| アスパラ栽培