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by chikomomorara

やっぱり、やられました!


「これからは、虫との闘いです!」と書いたとたん、やっぱりやられました

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数日前に、アップした同じサトイモの葉っぱです。
一日で、ここまで食ってくれました。

もう完全に、カスリ状になっていますので、光合成は出来ません。
どんどん弱り、自然は弱ったものには容赦はないですから
さらに食べられ、病気も入り、と言うことになります。

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犯人は、このうじ虫のような、害虫、ヨトウムシです。

これは、食べはじめて5~6時間ですね。

このヨトウムシ、サトイモが大好物、カライモも大好物で、それよりも好きなのが
アスパラです。
蛾の幼虫ですが、これが大発生すると(まず大発生するのですが)
1000坪くらいのカライモ畑でも、2~3日で、葉っぱは全て食べつくされます。

この近辺は、カライモ畑に囲まれていますので、これの防除が大変なんですね。
そのため、ハウスは全てネットで覆っていますし、例の黄色蛍光灯をつけて
ハウス内で大発生しないようにしています。

万が一、発生すると、2~3日のうちに防除しないと、アスパラの葉っぱが白骨化し
大変なことになってしまいます。
(まず、被害額は4~500万円にはなるでしょう)

しかし、農薬も、アスパラで使えるものは新薬で高価なものが多い。
1回散布して、3万円ほどかかります。

ですので、まずは目立った発生をさせないようにしないといけません。

数年前、何度、薬をかけても防除できなかったことがあります。
そのときは、1ヶ月に薬代だけで、数十万円、おまけに
収獲しても、ほとんど食べられていますので、収穫物はなし。

収獲しながら、株の周りを手で掘って見つけたらつぶし、潅水ホ-スを持ち上げて
見つけてはつぶし、木をゆすって、落ちてくるものをつぶし
それを、6000株行いますので、収獲作業で、毎日8時間!
それが1ヶ月近く続いたこともありました。

毎日、1000匹以上はつぶしたでしょうか?

どこから沸いてくるのかと思ったほどでした。

その後、10月に入り、やっと収束に向かったので、翌春に影響はなかったのですが・・・

ともあれ、病気と言い、害虫と言い、これだけ過酷なのもなんですね。

上の、サトイモは、ハウスとハウスの間にありますので、これは危険です。
ですので、ちゅうちょなく、本日薬をまきました。

したがって、このサトイモは、農薬不使用にはなりませんので
全て自家用で消費します。

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こちらはハウスからもっとも離れたところに植えてある、サトイモです。

あまり、ヨトウはついていません。

その代わり、アゲハのような蝶の幼虫が・・・
こちらには、80株ほどありますが、この程度でしたら
2~3日に1回、木酢液などの散布で忌避できますし
手でつぶして回っても、1時間ほどで出来ますので。

もっとも、サトイモが主力作物なら、この何十倍も植えつけますので
そんなこと不可能ですが・・・

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ナスにもつき始めました。

これはテントウムシダマシですね。

これも、数十株なので、何とかなるでしょう。

例年なら、5月初旬には、こういう虫がつき始めるのですが
今年は6月初めまで、寒かったため、ほとんどいなかった。

その後、大雨で、卵を産み付けることも出来なかったのでしょう。
(ロマネスコや、わさび菜は、全滅させられましたが)

その分、夏が短くなっていますので、これから集中的に
出始めるものと思います。

植えの写真を観てもらってもお分かりのように
害虫と言うものは、こういったものなんですね。

「作物を健全に育てたら、虫もつかない」と言う方もいますが
それは間違いです。

健全であろうがなかろうが、虫がつくときにはつく。
もっとも、弱いものから攻撃しますので、「虫に食べられにくい」
と言うことはあるかもしれません。
少なくとも、自然と言うのは、弱ったものには、徹底的に牙を剥きます。
弱ったものがなくなれば、強いものに襲ってきます。

もっとも、このような害虫は、20度以下ではあまりいませんので
寒いところで、条件がよければ、まったく害虫は大丈夫と言うこともあるかもしれません。

12月以降の鹿児島がそうですね。
まったく虫はいなくなるし、暖かいので、作物も育つ。

でも、夏のこれからの時期、例えば、カライモなどを収獲しようと思ったら
無農薬はありえません。
(2~3日で、上の状態になりますので、納得していただけるかと・・・)

きちんと収獲できなければ、死活問題ですから
病気にも備えるため、土壌消毒もし、土の中の虫に備えるためにも
粒剤をまぜ、除草剤も使い、ヨトウムシの防除などもキチンと行います。

焼酎用だったら、そのようなものしか焼酎屋は買い入れません。

で、そこまでして、農薬の残留などは大丈夫なのか?

個人的な見解ですが、まず大丈夫です。
少なくとも、使用回数など、使い方を守っている分には、大丈夫。
ましてや、例えば、上のサトイモなど、収獲時期は、6ヶ月先ですし
葉っぱにかけた農薬が、浸透することもない。
また、その葉っぱを食べるわけではありませんので
大丈夫。

むしろ、営業用野菜として、ある程度大規模に作って
きちんと収獲できているのに、「無農薬でござい~」と言うもののほうが
どうかなあとは思います。

繰り返し、言いますが、うちの野菜セットのものは「農薬不使用」
ですから、虫がいなくなる11月中旬頃までは、収獲不能になることも多いです。
(これはこれで、問題なのですが)
アスパラは減農薬です。

コストと手間の部分で、できるだけ使いたくはないというスタンスです。

晴れたら晴れたで、大変なのですが、少なくとも日照があれば
作物は元気になりますので、少しだけ、精神的には楽になります。


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by chikomomorara | 2010-07-16 02:09 | 野菜栽培 | Trackback