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by chikomomorara

野菜の人生


いきなり寒くなりました
もう涼しいというより、寒いという感じですね。
ほんの1ヶ月前は、35度前後の毎日だったのですが・・・

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で、夏野菜のなかで、最後まで頑張っていたオクラ君
もう、さすがに元気がなくなってきた、というより
なかなか、実が大きくならなくなってきました。

さすがに、この気温では無理なようですね。
なんとも、このうすら寒いというような感じが分かるでしょうか?

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とは言うものの、花が咲かなくなったり、実がならなくなったり
元気がなくなってきたというのでもありません。

むしろ、この寒さの中で、賢明に花を咲かせています。

ところで、植物の目標というか、生きている意味をご存知でしょうか?
生きとし生けるもの全てそうですが、究極の目標は自分の子孫を残すことなんですね。
もっとも、人間の目標がそうであれば悲しいことなんですが
とにかく、植物も動物も、それに向けて一生懸命生きているんですね。

野菜も、決して人間に食べられるために生きているわけではありません。

ですから、このオクラも、「これだけ寒くなってきたら、こりゃまずい」とばかりに
懸命に花を咲かせています。
この寒さの中で・・・
けなげでしょう

花だけではなく、一生懸命に、新しい葉っぱを出して、最後の力を振り絞って
花を咲かせようとしています。

こんなのをみると、種をつけるまで待っていてやりたい気もするんですね。

植物は、まず芽を出したら、花を咲かせたりするまでに、まずは
そのエネルギ-を生み出すために、自分の体を大きくしようとします。
人間で言えば、18才頃まででしょうか?

このときは、どんどん栄養分を吸って、成長します。
これを栄養成長といいます。

ところがある時点で、今度は、成長を止め、花を咲かせたり
子孫を残すために、成長し始めます。
ここからの段階を、生殖成長というんですが
その作物によって、この1サイクルだけのものもあれば
栄養成長と、生殖成長を何度も繰り返すものもあります。

例えば、アスパラは、極短いサイクルでこれを繰り返す
というか、ほぼ同時に行っているように見える特殊な作物なんですね。

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左は、ブッロコリ-、右は白菜です。
まだこれからどんどん大きく成長する段階です。

どちらも、生殖成長の段階に入ると、葉っぱの色というか
つやが変わります。

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左はアスパラ菜、定植して新しい葉っぱがどんどん出始めました。
これは12歳くらいでしょうか?
右は、まだ苗の状態の、からし菜です。
これはまだ5~6歳ですね。

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左は、もうそろそろ収獲も終わりに近づいてきたバジル。
もうすぐに、花をつけようとします。
右は、青しそです。
もう種になってきていますので、葉っぱも役目を終え
黄色く枯れ始めています。

実はもう種になっていますので、もちろん食べることは出来ません。

ちなみに、生殖成長に入り、実がつき始めたら
葉っぱの栄養はどんどん実に送られますので
葉っぱ自体は、美味しくなくなります。

それどころか、虫に食べられないように、固くなったり、苦くなったりするものもあります。

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これは、20歳前後のナスです。
これからどんどん、花を咲かせ、実をつけるようになります。
ですので、それに応じて、ナスが要求する養分を与えてやらなければなりません。

熱帯産の作物ですが、意外と暑さには弱いですが
急に寒くなってきていますので、11月初旬までで終わりになると思います。

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エンダイブとわさび菜です。

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べかなと雑草に埋もれてしまった、高菜の苗です。
どちらも、水と太陽と養分があり、適温であればどんどん大きくなる
小学生の段階です。

野菜の成長のスピ-ドと雑草の生長のスピ-ドの違いが
お分かりになるでしょうか?

雑草ははるかにたくましく、成長のスピ-ドもはるかに速い
でも、このような中でも、きちんと育っている高菜も、巻けず劣らず
力強い野菜です。

高菜は順に定植し始めていますが、高菜とからし菜があれば
また再び、毎日パスタの昼食です
今もほとんどそうなのですが・・・(笑)

こうしてみると、野菜をはじめ、植物も生き物なんですね。
(当たり前なんですが・・・)
毎日接していると、生きているだけではなく
意思を持っているようにも思えます。

そして、一株一株、個性が違う

ですから、ただ単に、種をまいたり、肥料を施して
大きくなったらハイ出荷!
どれだけ収穫量があった、どれだけ儲かった!
というだけのものではないんですね。

アスパラはもちろんのこと、野菜も、やっぱり相棒のような気がします。
(子供というには、野菜に教えられているということもあり
おこがましいです)
お互い気心が知れてこそ、いい栽培も出来るのではないかと
考えています。

ちなみに、オクラ君には悪かったのですが
本日全て、「今までご苦労さん」といいながら
全て、抜かせてもらいました。

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by chikomomorara | 2010-10-06 01:24 | 野菜栽培 | Trackback