もうこの季節です
2010年 11月 08日
今年もこの季節がやってきました
なんだか分かりますか?
そうです
新ショウガです
やはり今年は、春先からの冷え込み、長梅雨、どか梅雨のあとの猛暑、干ばつで
生育が追おかしいようです。
吹上町の生産者すべてが同じような傾向にあるようです。
病気がでて、芋が腐ってしまう病気です。
この病気、しょうがにはつきものなんです。
ですから、栽培に当たっては、定期的に殺菌剤を撒くように
指導されます。
熱帯産の作物ですので、暑さが必要、その上に、水はけがよく
毎日、スコ-ルのような夕立が理想的な気候なんです。
今年は、腐っているものがけっこうあるので
せっかくですが、販売は見送ります。
(保存しているうちに、とろけ始めても困りますので)
午後3時のお茶タイムです。
よそから来て、畑なんかでお茶をしているところをみると
「ああ、のんびりしていいなあ」
とか
「こういう人間的な生活を送りたいなあ」
なんて、思うんですね。
東京で、神経をすり減らすような、仕事をしていると
きっとそう思います。
でも、こういう風に休まないと、体がもたないという側面があるんですね。
こういう光景をみていただくと、50代というのは
まだまだ若手ということが分かります。
この日は、畑から持ってきた、スイカ!!が出ました。
11月にスイカです
ところで、この畑でしょうがを収穫したことがあります。
もう4~5年前だったとのこと。
月日のたつのは早いものです。
また、前回は、手伝いに来ていた人数も、この2~3倍いました。
この数年間で、体を壊したり、鬼籍に入ってしまったり
で、年々減っています。
こういうところからも、日本の農業の現状が見えてきます。
TPPも、日本経済のためには、参加をいち早く表明する必要があるでしょう。
これは、必要条件で、十分条件ではありませんから
参加が認められたとしても、それで大丈夫ではないですよね。
でも参加しないと、回復不能なほど、日本が出遅れてしまう。
でも、参加が認められる条件には、例外のない関税撤廃が必要。
認められたあとに、農業などをどうして行くのかということを
徹底的に考えればいい。
もう、補助金など、金をばら撒けばいいというもうではないでしょう。
田舎に行けば、「ウルグアイラウンド対策、農村活性化事業」とか書いてある
建物とか、農業機械などが、使われずにあるのを見かけたりします。
もっとも、もうばら撒く金もないと思いますが・・・
政府に、難局に対する戦略もなければ、覚悟もまったく感じられない。
かといって、野党もなあ・・・
もう韓国のように、IMFが入って、抜本的に構造改革したほうがいいのかも知れません。
by chikomomorara
| 2010-11-08 20:27
| 野菜栽培