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by chikomomorara

地面を焼く


この低温で、アスパラは深い眠りについたままです。

十分眠ると、暖かくなったら元気いっぱいのアスパラがでてきますし
作業も時間をかけられますので、いいことです
例年なら、眠りが十分ではなくても、そろそろ新芽が出始めますから
急いで作業しなくてはならないんですね。

という事で、アスパラの作業のほうは、例年以上にていねいな作業が出来ています。

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ハウスの一部から、バ-ナ-焼きの作業工程に入りました。

ハウス内や、畝の上の葉っぱや枝を焼き、株もとの土も焼くことによって
病原菌や、虫の卵、雑草の種などを焼却するために行います。

この作業、かなり手間がかかりますので、実際に行う農家は
少ないようです。
やればいいのは分かっているのですが、ある程度の面積以上になると
手が回りません。



まずは、畝の上や通路に落ちている細かい葉っぱや枝などを
焼いていきます。

このバ-ナ-、プロ用のもので、火力はすごく強く
ホ-ムセンタ-などで売っているものとはまったく比較になりません。

灯油をガス化して燃焼させるので、匂いは無いですが
葉っぱなどを焼いていきますので、燃やした匂いに一日中包まれての作業です。

ただ、航空機ファンですので、F-15のアフタ-バ-ナ-のような音は
気に入っています(笑)

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これが1度焼いたあとです。
表面には、まったく発破などはありません。
というか、無いようになるまでゆっくりとていねいに焼いていきます。

ところで、葉っぱを焼くのは、葉っぱのなかに病原菌が潜んでいる可能性が
あるからなんですね。
もちろん、病原菌をゼロにすることはできませんが
病気というのは(人間や動物でも同じですが)
菌があるから、病気になるというものではありません。

気象条件や、植物の体力もありますが、もっとも重要なのは
菌密度です。
いたるところに、菌があれば、その分、病気になるリスクも
飛躍的に高まります。

ですので、これだけ焼いてしまえば、かなりの効果があります。

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でも、何千℃という炎で焼こうとも、土というのはなかなか焼けません。
3分間、同じところを焼いても、ほんの3センチも掘れば
温度はまったく変わりません。

そういう事を考えると、太陽の力というのは
ホント、すごいものだなあと思います。



この数センチ下、特の株もとのあたりには、菌が潜んでいることもありますので
一度焼いた後には、畝の上の土を、レ-キで掻き落とします。

土というのは結構重いものですので、かなりの重労働です。



今度は、畝の上、特に株もとを中心に、念入りに焼いていきます。

病原菌とか虫とかいうのは、主に6月以降の話です。
ですので、この作業をしなくても、春のアスパラには関係ありません。

また、この段階で農薬をまいて防除するという方法もあります。
(そちらのほうが、数段効率的です)
ですが、焼却するというのが、もっとも確実ですし
何でも、いいものを作るには、手間隙が必要だと思います。

022.jpg

これが、2度焼きしたあとです。

こういうていねいな仕事の積み重ねが、なんでも重要ですよね

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by chikomomorara | 2011-01-28 11:35 | アスパラ栽培 | Trackback