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by chikomomorara

低温とアスパラ


本日は、アスパラと低温について少しご説明しておきます。
(収穫・発送時期と密接なかかわりがありますので)

今、アスパラは休眠中です。
昨年の10月頃から、休眠に入ったのですが
その休眠があけるためには、地温の上昇のほかに
ある一定の低温遭遇時間が必要です。

今栽培している品種では、5℃以下500時間というのが
休眠打破に必要とされています。
もちろん、その時間に達さなくても、地温が急激に上がってきたら
萌芽し始めるのですが、その場合、睡眠が不足しているんですね。

植物も、人間同様、睡眠不足だと、元気が足りず、その後
ぼけたような生育になったりします。

で、こちらでは、例年は12月中には5℃以下というのは
50時間もありません。
最低気温が、6~7度というのもめずらしくありませんし
カマキリがまだ生きていたりしますので・・・

本格的に低温が期待できるのは、1月以降なんですね。
ですから、例年は、天気予報で最低気温が5どくらいになるのを
心待ちにするわけです。
鹿児島市内で5℃であれば、こちらは2~3度にはなりますから。

それでも、日中は雲って時雨れていても10℃近くありますので
(ただし、強風のため体感温度は低いですが)
毎日平均で7~8時間もあればいいほうです。

で、1月中に250時間行くか行かないかといったところです。
2月中旬まで待って、やっと400時間前後までというのが
毎年なんですね。

でも、1月中に晴れて暖かい日もありますので
もう2月初旬には、少し早いものはちらほらと
出始めたりします。

普通のアスパラ農家は、1日でも早く収穫を始めようとします。
100人いれば、まあ100人ともそういうでしょう。
というのも、1月のほうが、単価がはるかに高いですから。
で、睡眠不足でも、いろんな資材を施して、早くたたき起こそうとします。

私の場合は、できるだけじっくりと眠らせる主義ですので
(それでなくても、鹿児島では低温が少ないですから)
刈り取りの作業開始も遅いので、その途中、毎年出始めた新芽を切ることになるんですね。

実際、12月下旬から、異例に寒かった昨シ-ズンでも
2月3日には出始めています。
(昨年の記事を見てください)

ところが今年は、1月だけでも、ほとんど一日中
5~6度以下ですから、もう既に600時間は超えています。

休眠打破には十分な低温遭遇時間ですので
あとは、暖かくなり始めれば、一斉にで始まることが予想されます。

本日段階では、6000株以上有る中で、1本もでていません。
(このまま起きなかったらどうしよう!と心配になるほどです)

ですので、あとは3~4日晴れてくれるのを待つばかりです。
その頃そんなに強い冷え込みでなければ、すぐにでも
お送りできるような、アスパラが出始めます。

弘前など寒地の桜が見事なのと同じで
休眠時間を十分にとったアスパラは、元気いっぱいです

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by chikomomorara | 2011-01-29 23:49 | アスパラ栽培 | Trackback