ロ-ルちゃんがついている!
2011年 03月 10日
ああ、とうとうこんな時刻まで、起きて仕事をする時期になってしまいました
ありがたいことです
朝起きて、例の白モクレンを見たら、少し開き始めていた。
梅もそうでしたが、桜の開花予想も、半月以上遅れそうです。
今日も朝方冷え込みましたし
昨日に引き続き、じわじわと、アスパラの目覚めも進行するのか
とおもっていたら・・・
あちらこちらで、萌芽し始めました
それも、一株から何本も・・・
若年株では、よく見られることですが、もう7年も経っている株ですので
今年はかなり、頑張ってくれているなあという感じです。
収穫し終わった畝ですが、まだ短いものが控えています。
本当にありがたいことですし、ホッとしています。
ただ、夜の気温がまだ、かなり冷え込んでおり、本当に全員
全力で走り出したわけではありません。
これが、例年並みに暖かい気温になったときには(多分日曜日あたりか)
結構、収穫が大変になるだろうなあと、少し危惧しています。
今の状況で、そのまま本気で出始めれば、これはもう、毎日4時頃までおきていなくちゃ
いけません。
もっとも、仕事ですので、それは仕方がありません。
それよりも、落ち着いて、アスパラと対話をしながら
収穫が出来ないことが、怖いんですね。
実は定植してから2年目の春、とんでもない出方をしたことがありました。
こんな感じです。
畝の向こうまで、アスパラが林立しています。
うちの面積だと、通常、収穫量のピ-ク時で、80~90キロくらい収穫をします。
日本で、トップクラスのアスパラ農家(収穫量という点で)
だと、100キロを少し超すくらいの収穫量があります。
で、このときには、毎日、200キロ以上の収穫量があったんですね。
どうしてそういう事になったのかわかりませんが、とにかく
一日2回の収穫が出来ないくらい、萌芽しました。
でも、前から書いているとおり、春のアスパラは根っこの養分ででてきますので
いわば、短期間に集中して出るか、どうかという事なんですね。
ですから、50日収穫するところが、30日で終わってしまうという事なんですね。
またそれ以上に、一気に出すと、アスパラにも疲れが出てきます。
このときは、若年株という事もあって、出始めたのが、単価の高い
1月下旬です。
そのときに、集中して出たわけですから、普通の農家なら
天にも昇る気分です
何せ、1日に20万円以上収穫できるわけですから
これはもう、文字通り、過労で昇天してもいいかもしれません(笑)
でも世の中、そううまい事はいつまでも続くものでは無いですし
とにかく、品質が低下する。
収穫したアスパラを見ても、一目瞭然、疲れが見えるんですね。
そういうときには、まずは、肥料や疲労回復のための各種資材を大量に
投入し、力技で回復させるのが常道です。
そうすれば、一時的には回復するんですが、何よりも
えぐみが出てきて、とても、生なんかで食べることは出来ません。
うちの場合は、それが命ですから、やっぱり無理をさせたくは
ありません。
やっぱり収穫したいのはこのようなアスパラなんですね。
今日のアスパラですが、こういった、たたずまいのきれいなアスパラを
長く収穫できるか、そういう方向性で、仕事をしています。
ともあれ、長らくお待たせしていたお客様に
どんどん、美味しいアスパラをお送りできるので
ホッと一安心です。
で、明日からも、食事も摂れないほどの
過酷な日々ですから、強い味方
ロ-ルちゃんを、しこたま買い込んで着ました
by chikomomorara
| 2011-03-10 02:23
| アスパラ栽培