エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

どちらが美味しいか、分かりますか?


やはり2回目のピ-クに駆け上がっているようです。

夜はまだ寒いですが、昼間の温度がかなり上がってきたせいでしょう。

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日中、日が照るので、開花スピ-ドが速くなってきました。

とう立ちがもっとも遅い、わさび菜も、つぼみが出来始めてきました
やはり、ピリッとして、うまみがあって、とても美味しいです。

凝縮された、わさびのような風味と、辛さですが
厳寒のときの、若い葉っぱの鮮烈な辛さとは少し違います。

このあたりの微妙な違いが面白いです。

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ミントも葉っぱが出始めました。

根っこがすごく張っていて、養分を持っていますので
これまた元気いっぱいで、さわやかないやみの無い、すっきりした香りです。

ところで楽しみなニラも、葉っぱが厚くなってきています。
この時期のニラはとっても甘いのです。

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ところで、右と左の内、どちらのにらが美味しいと思いますか?

左は、露地のニラで、雑草にもまみれ、肥料もほとんど施していません。
葉っぱも少し汚いです。

右は、ハウスに植えてあるニラで、葉っぱも長くとってもきれいで
柔らかいです。
水分肥料ともたっぷりあり、土も肥えています。

このまま市場に持っていっても、すぐに売れるきれいな形ですね。

でも、正解は、左のニラなんです。

香りもゆたかで、圧倒的に甘いです。
対して、右のニラは、香りはそうきつくないのですが
食べてみると、舌に刺激が残ります。

実物を見るとよくわかるのですが
右のほうが、緑色が濃いです。

原因は、肥料分、中でも窒素分がハウスのほうが多いのですね。

とはいっても、ハウスにしても、ほとんど化学肥料は
施していません。
アスパラの味を考えて、ゆっくりと効くように
最低限の有機肥料や、堆肥で栽培していますから。

でも、アスパラにとっては、最適な肥料分ではあっても
ニラにとっては、肥料分が多すぎるんですね。

このように、野菜全般に、とにかく肥料をやりすぎれば
なんでも緑色は濃くなりますし、味は薄く、えぐみや苦味のもととなります。

消費者の方は、有機栽培イコ-ル美味しいと考えがちなのですが
実際はそうでは無いんですね。

有機肥料や堆肥を必要以上に効かせて栽培すれば
同じように、美味しい野菜は出来ません。

もっとも、そのようなことは、実際に栽培してみないと分からないですから
「有機栽培なら美味しい」と思ってもらえて
少しでも高く売れるんだったらそうしとけ!
となるんですね。

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ところで、向かい側の川崎さんの高菜畑
やっと、収穫できるようになりました

とう立ちぎりぎりのタイミングで、無事、収穫できてよかったよかったです。

約2日かかって、全て収穫です。

見てもらって分かるように、腰が痛いんですね、この収穫も・・・
一日中、切って、切り口を乾かして、トラックに積み込んで
漬物会社に運び入れます。

1日何百株と切るわけですから、「これは美味しい」とか考えている
余裕はありません。

美味しくてもそうではなくても、同じ重さなら、同じ値段ですから
気になるのは、「今年は何トン収穫できたか?」という事なんです。
当たり前ですが・・・

アスパラでも同じで、形さえ規格に収まっていれば
価格は同じです。

収穫にしても、毎日2回、5~6時間かけて、合計で3000本程度収穫するわけなんですね。
収穫したあとは、これをまた全て、カットするわけです。
時間に追われる作業ですから、美味しいかどうかなど
気にしている余裕は、普通はありません。

ですから、普通の経営ならば、1日に多く収穫できたときは嬉しい!
という事になるわけです。

ところがうちの場合は、味を売り物にしていますので
収穫量よりも、とにかく味のいい、きれいなアスパラが
収穫できると、嬉しいですし、安心できます。

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今日もこのような、きれいなアスパラが、出始めてきました
2回目のピ-クに入りつつあります。

1回目とは異なり、少し細めのものが多くなりますが
それでも、収穫開始から1ヶ月経過して、このようにではじめと同じような
物が出るのは、稀有なことです。

1ヶ月前の画像と比べてみてください。
ほとんどはかまの形が、変わらないことがお分かりかと思います。

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とはいっても、今の標準の形が分からないと思いますので
これもご覧ください。
通常はこのようなものが多いんですね。

多少ごつごつし始めます。

とはいっても、きれいな、美味しいアスパラに変わりはないですが
うちでは、プレミアムには入れていません。

これは、A-ランクに入れています。

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ここまで来ると、もっと分からないかもしれません(笑)

本当に微妙な差ですが、右のほうが、たたずまいがきれいです。
料理人の方が、毎週、何件も収穫しに来るんですが
はじめは言ってもわからない

でも、何度も来るうちに、やはり分かるようですね。

好きなものを収穫してもらうのですが、やはり、いいものだけを
きちんと収穫してくるようになります(笑)

まあ、このこのように、味がどうのこうのとか
たたずまいがどうだとか、そんな事を考えて
栽培している、バカも、日本でもあまりいないのではないでしょうか?

少なくともアスパラでは、皆無だと思います。
(静岡のメロンなんかでは、いるようですが・・・
メロンとか、さくらんぼとかごく一部の果樹では、こういったことが価格差になって
来るのが原因でしょう)

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ところで、先ほどのニラ、アスパラハウスの畝が
ニラだらけになっています。

前にも書きましたが、一昨年の春、どういうわけか
まったくアスパラが出なくて、欠株になりそうなところに
「ニラなら栽培できるか」と植えたニラなんですね。

この時はアスパラ栽培どころか
農業自体ももうだめかと、覚悟するところまで
追い込まれましたので、それをいつまでも忘れないために
そのまま植えてあるんですね。

こうしてみると、畝のほとんどが、瀕死の状態だったのが分かります。

そういう事があったので、今の関東や東北の
農家の方々の気持ちが痛いほど分かります。

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by chikomomorara | 2011-04-05 02:39 | 野菜栽培 | Trackback