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by chikomomorara

農家の都市伝説?その一


野菜セットの発送がずれ込んでおり
大変申し訳ありません

一昨日から、一日中強雨となり、暗い毎日になっています。
今日は、朝から、台風並みの風が吹きつけるは
ナスやインゲン、トウモロコシも倒されてしまっています。
(まだ回復可能です)

ラディッシュも、水分を一気に含んで割れてしまったり
虫に食われたりしており、お入れできるものが
アスパラとじゃがいもだけになってしまいました。

アスパラは、でているのですが、日照が無いため
1日ごとに味も薄くなっていますので
野菜セットの発送、アスパラの発送ともに
雨が上がるまで、少し見合わせています。

大変お待たせしまして、申し訳ありません。

ところで、福島産の野菜や関東の野菜は安全なんでしょうか?
というような、メ-ルをいただくことが多いので
農業や農家の実際について、少し書いてみようかなと思いました。

(福島産はじめ、茨城などの野菜は安全か?)

これについては、まったくわかりません。
その土地や、露地栽培かハウス栽培かによっても異なりますし
なんともいえません。

ただ、暫定規制値そのものが国際的に見ても高いですし
実際、に、規制値以上のものが検出されたとしても
隠蔽されるでしょうから、私自身なら、食べません。

そういうものしか、入手できなければ、多分野菜は食べません。

野菜を食べなくても、特に支障はありません。

実際うちでは、野菜は買いませんし、自分のところで採れない時期には
食べていません。
昨年の秋など、葉物がいっぱい採れたときでも
すべて箱に入れて発送してしまうため
(まあ、うちはいつでも食べれるから、とついつい詰め込んでしまいました  笑)
あの時も、高菜以外は、ほとんど食べていません。

まあ、うちの食生活が貧しいだけなんですが・・・

ですので、心配しながら、食べることも無いかなあと思います。

また、まったく根拠は無いですが、あれだけ土地が汚染されていたら
根から吸収しているものも多いのではないかなとも感じます。

農家は本当にかわいそうですが、これなんかは
政府や東電が、事実の基づいて保証すべきものでしょう。

(農家は自家用のものについては、農薬なんかをかけずに安全なものを食べている?)

これは根強いようですね。もはや、都市伝説?(笑)

まあこりゃあ、嘘ですね。
第一、農家はそんなに、区別して栽培するほど、暇じゃありません。

その前に、農薬をそれほど、危険視してはいません。
かく言う、私自身も、登録されている農薬を規準どおりに守っていれば
危険ではないと思っています。

それこそ、「直ちに健康に影響は無い」というか
少なくとも、放射能汚染よりもはるかに安全です。

ですから、うちのアスパラは、無農薬ではなく、減農薬です。
ただ、農薬を散布するのも、かなりの重労働で、かつ、費用もかなりかかります。

いつでも散布できるというわけではなく、ここで散布しなければならない
というタイミングもあり、他の作業が出来なくなったりします。

ですから、農薬に頼らなくても極力いけるような
栽培に努めるわけで、幸い今のところ、昨年の9月以降
無農薬で、いけているだけの話です。

本業の、アスパラでもそういう栽培ですから、露地野菜については
わざわざ、農薬をかけてまで、栽培したくない、肥料も鶏糞など
安い資材で済ましているので、有機栽培となっているだけの話です。

ですから、露地野菜については、虫でアウトになれば、それで終わり
病気になってしまえば、それで終わりという栽培なんですね。

例外は、昨年、ハウスとハウスの間に、サトイモを植えた。
これは、ヨトウムシの大好物で、発生してハウスに入ると
大問題なんです。
大丈夫かなあと危惧していたところ、案の定発生、
そのままにしておくと、ハウスの中に入ってしまいますので
これは、薬で防除しました。

でこのサトイモは、無農薬では無いので、全て、自家消費しました。

031.jpg

これがヨトウムシが食害した、キャベツです。

ほぼ2日で、こういう姿になってしまいます。

特にキャベツの類(ブロッコリ-やカリフラワ-など)は虫がつきます。
ちなみに、レタスの仲間はあまり虫がつきません。
苦いからでしょうか?

ブロッコリ-はまだ、見てわかりますのでいいのですが
結球野菜の場合には、外は大丈夫でも中に潜んでいる場合があります。

ですから、昨年の秋、お送りした白菜や、カリフラワ-でも
虫が入っていたものもあったと思います。

でも、市場に出荷するもので、中に虫一匹でも入っていようものなら
全量返品になりますね。

共同出荷になると、他の農家のものも全て返品です。

ですから、白菜やキャベツなどは、万が一にも虫が入らないようにするんですね。
植えているキャベツは、それこそ、万単位ですから、まずは無農薬なんて栽培はありえません。
(少しで、すごい手間をかければ別ですが)

で、薬をかけるんですが、単に虫を殺すだけだったら
その後、卵を産み付けられて、孵化したら、また薬をかけることになります。

大面積だと、そんな時間的な余裕は無いですし、コストも莫大になります。

ですから、できれば残留する薬を選ぶわけですね。
幼虫が孵化して、食害すると死んでしまうような。

もっともこのような薬は、収穫何日前までとか、使用期限が
決められており、その間に、残留成分がなくなるようになってはいます。

まあ、使用倍率とか、期限を厳守しているかどうか
は、信用するしかありません。

このようなキャベツを、貰うこともありますが
「まあ、大丈夫だろうと」食べています。

でも、自分で作るとなると、どうも気持ちのいいものではないですし
かといって、虫を毎日つぶす手間もかけたくない
という事で、キャベツはあまり作らないことにしているんですね。

まあ、専業農家の自家用野菜なんてこんなものです。
ですから、区別して作っている人なんて見たことないですし
きちんとしたものを食べたいと思う人は、農薬を使っています。

自家用野菜はこういう感じです。

ちなみに、営業用の露地野菜、特にキャベツ類の大面積栽培
は、基準内でしょうが、かなり薬を多用します。

一個でも多く、それも出来れば大きなものを出荷するのが目的ですから
「味がどうこう」とかはまったく考えません。

工場で、自動車を生産するのと同じです。
自動車工場で、組み立てる人が、「この車に乗る人は
どういう人かな」とか「喜んでくれるかな」とか
考えないのと同じですね。


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by chikomomorara | 2011-06-12 00:25 | 農家のここだけの話 | Trackback