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エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

明けまして、おめでとうございます!


明けまして、おめでとうございます!

今年はいよいよ、楽天からの退店ということもあり
感慨深いものがあります。

退店まであと2週間と少し、ブログでの情報発信も
出来る限り続けます。

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今年の三が日は、寒くはあったものの、比較的穏やかな毎日で
野菜の発送も、ぼちぼち続けることが出来ました。

それにしても、今年は本当に寒いです。

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例年なら、もうつぼみが見え始めているカリフラワ-もこの通り。

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この2株だけですが、つぼみが見え始めました。
ロマネスコと、カリフラワ-です。

とはいうものの、冬至も過ぎ、日が少しずつですが長くなってきました。

風は寒かったり、氷が張ったりしていますが
やはり、1月はもう春です。

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つぼみが出来始めた、タ-サイ。
タ-サイのつぼみは甘いです。

右は、もうすぐつぼみが出来るチンゲン菜。
葉っぱに光沢がなくなり、開いてきていることがサインです。

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霜が降りたりしていますので、今もっとも美味しい時期の白菜です。

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その白菜も、開き始めて、つぼみを持ちつつあるものもでてきました。
多分、今年はつぼみが早いんですね。

ちなみに、白菜のつぼみは、この時期もっとも食べたい野菜です。
さっと、湯通しするだけで、そのままで美味しいです。

なので、半分くらいは収獲せずにとう立ちさせます。

白菜(に限らず他のアブラナ科の野菜もそうですが)
のとう立ち菜は、絶対に市販されていません。
ダイコンも、小松菜も、白菜もとう立ちすると全てごみです。

とう立ちさせないように作るのが栽培技術ですので
農家も、ダイコンのとう立ち菜や白菜のとう立ち菜が食べられて
なばななどよりもずっと美味しいなんて、まず、知りません。

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これも白菜ですが、とう立ち要員です。
でもとう立ちさせなくても、こういう風に開いて
太陽の光をいっぱい浴びている白菜は、葉っぱそのものが美味しいです。

鍋物には、むしろこんな葉っぱをバリバリと食べたほうが
美味しく感じられます。

春になってきたとなれば、当然、雑草も生い茂ってきます。

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ほうれん草もこのとおり、完全に自然農法になってしまっています(笑)
ちなみに周りの雑草は、春の七草の一つ、ホトケノザです。

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ラディッキオも同じようになっていますが
ほうれん草は、色が同じなので、雑草抜きもけっこう大変です。

ここまで雑草も大きくなると、雑草のほうが伸びるのが速いので
日陰になってしまったり、養分を吸ってしまったりで
野菜にとってはよくありません。

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こういう風により分けながら、手で雑草を抜いていきます。

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抜くといっても、冬草は細かい根がいっぱい張っていますので
ごっそり土ごと抜けてしまいます。

小さい野菜も抜いてしまわないように、細心の注意を払って
抜いていく作業です。

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きれいにした後は、こういう感じです。

ほうれん草の根本まで日が差して、いかにも気持ちよさそうでしょう。
それに、きれいです。
生命力を感じる、野菜の姿です。

ちなみに、このほうれん草、ちぎって食べると、これは美味しい。
(自画自賛です 笑)

余計な肥料分を吸っていないので、ただ単に甘いというよりも
ほうれん草の味がしっかりとあって、にもかかわらず後味がすっきりとしている
そういう味です。

そもそも、ほうれん草は、嫌いな野菜です。
石灰くさいし、後味も悪い、だからふだんそうも嫌いな野菜です。
でも好きな方も多いので、作ってみたら、やはり美味しいものです。

作り方がどうこうというよりも、(種まきして何もせずに
ほったらかしですから 笑)野菜に任せて
作ると、美味しいものです。

ちなみにこういう作り方、家庭菜園では一般的ですが
営業用ではありえません。

雑草を手で抜くなんてことをすれば、1束500円でも採算に合わないでしょう。

おまけに、寒い時期にほうれん草を出荷しても、単価は安いだけです。
だから、暖かい時期に(そのほうが成長も速く、効率的)
いっぱい温度と水と肥料を与えて、促成栽培です。

ところが、やはり冬野菜、暖かい時期では病気との格闘で
勢い薬漬けの栽培になります。

もちろん雑草は除草剤でたたきます。

そういう栽培の究極的なものが、水耕栽培、野菜工場ですね。

レタスも同じようなものです。

そもそも、葉物野菜が年中出回っているのがおかしいのです。

ちなみに、当たり前ですが、うちでは、ほうれん草はこの時期しか食べることが出来ません。
ダイコンも白菜も、あと1週間ほどで、今年の11月まで食べることはありません。

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アスパラはここまで、枯れ枯れになってきました。

すでに、必要な低温遭遇時間もかなり消化していますので
今年は目覚めが早いかもしれません。

1週間後くらいから、刈り取る作業を開始します。

今年の春が楽しみです。

by chikomomorara | 2013-01-04 17:34 | 野菜栽培