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by chikomomorara

生業

世間では、もう正月気分も抜けて、明日から日常に戻るんですね。

一年、364日稼動(休むのは 新田原の航空祭の日だけ  笑)で働いていますので
正月気分もありません。

休みもないので、曜日感覚もなく、月の感覚もないんですね。

ただ、温泉には毎日行っていますので、温泉が休みの水曜日と
知らない人がいっぱい来る、正月とゴ-ルデンウィ-クとお盆のときが
区切りになったりしています。

今だったら、温泉がいつもの日常に戻ったら
「ああ、正月も終わったんだなあ」とか
「世間ではゴ-ルデンウィ-クか」とかですね。

で、このごろ、その区切りがあっという間に来てしまいます。
あっという間に、1週間が過ぎ、温泉の休みの日が来て
あっという間にお盆が来て、すぐに正月が来るといった
具合です。
やはり、こういうのも歳をとったということなんでしょうね。

だから、一生も長いようで、すぐに終わりが来るぞと
思っています。

このごろ特に「生業(なりわい)」ということば
に惹かれます。
ただ単に、生計を立てる術というだけでなしに
「天職」とか「生き方」とか「本分」といったような
意味合いも含んだ、含蓄のある、きわめて日本的な言葉ではないかと
思うんですね。

よく、野菜を採りに来るシェフとも話すんですが
やはり、自分の職業を生業と覚悟しているひとにはかなわない
と思います。

飲食業でも何でもそうですが、世の中はゼロサムと思っています。
誰かが得をすれば、必ず誰かが損をする
だから、「あなたも私も得をする、winwinの関係で・・・」とか言うのは
ありえないと思うんですね。

だから販売業であれば、売り手が得をするということは
必ず、買い手は損をする方向に働く。

売り手が利益を挙げようと一生懸命努力するということは
買い手が損をする方向で努力することに
ほかなりません。
だから、それを突き詰めていくと、必ず売り上げは減ってくるんですね。

で、それをカバ-するために、他の方策を採らなければなりません。

広告宣伝とか、リニュ-アルとかそういったことですね。

そうなると一見派手に見えて、実は儲かっているのは
広告代理店だったり、コンサルタントだったりするんですね。

で、また儲からないので、違法ではないけれども道理が通らない
事にも手を染めざるを得なくなる。

まあ、極論すれば、広告宣伝というのもいかに人をだまクラかすか
ということですので、あまり変わりはないかもしれません。

そういうのとは正反対に、如何に人のお役に立てるか
人の利益になるか、そういうことを考えて
日々の仕事に精進する、これがまさしく
生業ではないかと思うんですね。

そもそも、こういう思考は、古来から日本人が当たり前のように
持っていたものではないかと思うんですね。
(今も持っていると思っています)

損をするようなことばかりやっていたら、生きてはいけませんが
でも、そこはうまくしたもので、社会とか周りの人が放っておかない
気づいたら、支えられて、きちんと生きていける。
そして、人と人とが支えあって、社会を構成している
それが日本という国であったのではないかと思うんですね。

自分の仕事を、なりわいと覚悟して、まずそれを最優先にして
日々の仕事に打ち込む、そういう人生っていいなあと思っています。

今、農業をしていても、考えていることは野菜のことばかりです。
だから、仕事に行くことが楽しくって仕方ありません。
(もちろん、寒かったり暑かったり、しんどかったりはしますが)

そして、出来たものを喜んで買ってくださるお客様がいらっしゃいます。
それも、アスパラ以外は、市場に出せるようなものはありません。
それこそ、家庭菜園で作っている様な、不ぞろいのものがほとんどです。

でも、喜んで買っていただいている
これ以上のことはありません。

好きな仕事をして、好きな売り方をし、そして、食べていける。
確かに、月々の支払いに困ることがほとんどですが
少なくとも、飢えることはありませんし、温泉にも毎日いける。
これ以上、望んだら、罰が当たる。

そういう姿勢でこれからもやって生きたいなあと思います。

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by chikomomorara | 2013-01-07 00:44 | アスパラ栽培 | Trackback