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by chikomomorara

プレミアムアスパラガス

今まで、楽天市場でも毎年、全国1位を獲得してきた、仁左衛門のプレミアムアスパラ
名称変更しました。

3年前の大異変から復活したという思い入れもありますので、どうかなあと思ったのですが
どうも、何でもかんでも英語にするということにも疑問を感じますので
「超特撰アスパラ」略して、「超特」にしました。
(あまり変わらんかもしれませんね! まあ自己満足ということで  笑)

食べていただいて、驚くというよりも、ほっとするというか、心が温まるようなアスパラをということを目指していますので、「ほっこりアスパラ」とかもいいかなあと思ったのですが、意味がよく分からん。
「美味しいアスパラ」というのもどうかなあと思ったのですが、まあ、秋まで全期間を通して
美味しいと思いますので、春のこのシ-ズンの、そして、選んでお送りするアスパラ
これがよく分かりそうと思いましたので、特撰、そして、その中でも、かなり選んでいますので
超特撰という名前にしました。

ところで、春のアスパラは甘くて・・・と書きましたが、その舞台裏を少し書きます。

根っこに蓄えた養分で萌芽すると、昨日書きましたが
例えば、1000蓄えていたとすると、収獲期間の50日程度、毎日20ずつ出すわけではありません。

まず、養分を使い切ってしまうと、枯れてしまいますので、100くらいになったところで
アスパラをそのまま伸ばして、親茎にします。

残りの900はアスパラの調子によって、出て来る量とか品質とか大きく変わってくるんです。
例えば、ある日は50養分を使って萌芽したと思えば、翌日は20とか、天候によっては
いきなり、2とか3とか、そういうこともあります。

アスパラも生き物ですので、調子よく出し続ければ、疲れがくるんですね。
これは毎日収獲する野菜は同じです。

違うのは、まず、アスパラの場合、極端に夜の気温に左右されるということです。
湿度が高く、いかにも春らしい曇天のような夜で、気温の低下がないその日のあさは
驚くほど、きれいなものが出てくるものです。

最高なのは、前日、日中晴れて、気温が上がり、夕方から曇り、雨天に向かう
そういう日です。
でも、意外と、春というのは、強風が吹いたり、夜冷え込んだりすることが多いです。

ですから、ハウスでは、夕方からハウスを閉めて、太陽熱を包み込み、湿度も保ちます。
ただ、晴れていると、ハウスを閉めると、すぐに40度とかになりますので
そうなると、疲れがでてしまいます。

その夜の気温も考え、大体5分単位くらいで閉めこみ方を変えています。
また閉める際にも、潅水し、ハウス内の湿度を保って、空気中の水分に温度を抱え込ます。

また、アスパラの調子は、土壌水分にも左右され、夏ほどではないですが
土壌の肥料分にも左右されます。

この時期は、主に根っこの養分で萌芽しますので、肥料はあくまでも、補助的なものです。
疲れが見えはじめそうなときに、ちょっとアミノ酸を吸わせてみたり
カルシウムで、萌芽を抑えたり、そういう感じです。

普通は、春のアスパラでも、とにかく肥料と水分をどんどん与え、温度をかけるような
そういう栽培をします。
上記の900の養分があるものならば、少しでも多くのアスパラを採りたい。
そのために、1本あたりの養分を少なくして、できるだけ本数をというわけです。

そして養分を補うために、どんどん窒素肥料を吸わせるわけですね。

そういう栽培をすると、必ず、苦味とかえぐみがでてきます。

でも、市場出荷では、えぐみがあろうが、スジがあろうが、関係ないんですね。
逆に言うと、えぐみがなくても、評価されるわけではありません。
また、通常の出荷では、共撰といって(よく、野菜の箱に印刷されてますよね)
いろんな生産者が持ち込んだものが、一緒に出荷されることのほうが多い。

味のこだわっている生産者のものも、そうでないひとのものも、ごちゃ混ぜにして
出荷されます。

だから、生産量の多い人がえらい!出したもん勝ち!という、業界の常識は
経済栽培である以上、合理的なわけです。

ただ、うちの場合は100%、個人販売で
市場を通さずに全て売りますので、味がもっとも大切です。
というか、まずければ、自分でもアスパラなんて買わないでしょう。
(他の野菜もそうですが)
ましてや、わざわざ取り寄せてまで、買わないです。

なので、味を落とすことは出来ないという、強迫観念のようなものがあります。

また、春の、それも、出始めてから2週間程度のものは
一年間の結晶ですから、美味しい上に、どこに出しても恥ずかしくないものだけをお届けしたい
と思っているわけです。

この出始めてから、2週間というのも、株によって出始める時期が異なり
その株、その株によって、強さも違います。

ですので、上記のような条件のいい朝であっても、採れたものすべてが全部いいというわけではありません。
また、収獲後半であっても、半月以上遅れて出始める株もありますので
その株にとっては、まだ出始め、つまり、もっともいい状態のものもあるわけです。

その日の天候、アスパラそれぞれの状態によって、異なりますが
毎年、2月下旬から3月上旬であれば、70%程度が全て、超特撰でもOKとなりますが
これが3月下旬になると、10%とか、1~2%の日もでてきます。

ですので、事前にご注文をいただいておき、お送りできるときには
50箱とか60箱お送りし、それが日によって20箱とかになり、後半にはもっと少なくなってくるわけです。

大体このシ-ズンは、一日2回収獲しなければなりませんので、午前中にすぐに収穫物を持ち帰り
伝票作成、2時間ほどの予冷が終わり、すぐにカットして袋つめ、それが終わると
すぐに収獲に、夕方帰ってきて、前の続きをし、夕方のものも冷やしたあと、すぐにカット
袋に詰めて、18時半までに配送業者に持ち込み、残ったものは、翌日の直売所に持ち込む用意をします。

よく採れたときには、大量に残りますので、夜の9時頃から、急いで、結束(あのス-パ-で売っている姿です)箱に入れて、大体深夜の1時とか2時に、山を越えて、卸売市場に持ち込みます。
で、帰ってきて、3時とか4時になって、発送完了メ-ルをして、明け方に就寝、2~3時間後に起きて
朝の収獲・・・という、毎日です。

昨年は、採れる量も毎日平均していましたので、直売所で、ほぼ完売できる量であり
それでも余るようなときは、全て、特盛りとして発送しました。
結束と市場往復の手間がなくなり、睡眠時間も5時間以上変わってきますので
市場に出すよりも安くても、メリットがあります。

だから、特盛りはお買い得だったわけなんですね。

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by chikomomorara | 2013-01-22 00:39 | アスパラ栽培 | Trackback