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エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

そろそろ冬支度

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なすもさすがに、寒くなってきたのか、花が咲かなくなってきました。
と同時に、実の肥大も遅くなってきましたので、急いで撤去しました。

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最後の収獲です。
植物は子孫を残すために、一生懸命種を残そうとします。

間違っても、人間に食べてもらうために生きているのではありません。

最後の収穫物は、くずばかりですが、これも棄てずに自家用で全て食べます。

ちなみに、営業用のナスはこれからがシ-ズンです。
トマトやきゅうりなども同じです。

もちろん、ハウス栽培です。
出回る量が少なくなりますので、単価がまるっきり違ってきます。

でもうまくしたもので、温度を高めただけでは花は咲きませんし、実もつきません。

日が短くなっている最中ですので、ホルモンなどの関係でしょう
花が咲きはじめるのは、冬至を過ぎてから、日が長くなり始めた頃からです。

それでは、11月とか12月に収獲できませんから、ホルモン剤の処理とか
電球をつけて、日が長くなったように錯覚させたり、はたまた、短日化の中でも
花が咲くように品種改良したりとか・・・・涙ぐましいです。

ばかばかしいですが、でも、これからの時期に夏野菜の需要があるからなんですね。
「いや、寒い中で夏野菜なんて消費者は欲しがらないぞ」との声も聞こえてきそうですが
ナスや、トマト、きゅうりは不要でも、同じく、初夏の野菜はすごい需要があるんですね。

そう、クリスマス時期のイチゴです。

これなんかは、クリスマス時期に実がならないと生活できませんから
12月にはいると、電球をつけて、春になったと勘違いさせるんですね。

で、いろいろ技術を駆使しても、3月に無理なく出来たイチゴの味には到底及びません。

露地野菜はもちろんのこと、アスパラについても自然体で栽培していますので
うちの場合は、全く関係ありませんが・・・

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ついでに言うと、ナスについても主力はハウス栽培になっています。

その理由は、強風を遮断できるということもあります。

上を見てもらったら分かりますが、ナスの表面に無数についている茶色い傷
これは、風によって、葉っぱが実をこすったあとです。

ちょっとでも、こすると、ナスの場合はこのように傷になってしまいます。

こうなると、もう、ごみ同然ですから(上のようにひどくはなくても)
出荷する時期のことも含めて、ハウス栽培が主体になっているということです。

関西の有名ホテルで、またまた大型の食品偽装が明るみにでましたが
ああいうのは、まだまだ氷山の一角なんでしょうね。

20年以上に及ぶデフレで、以前は高嶺の花だった高級食材も手が届くようになっていたりします。
とは言うものの。物の値段というのはやはり理由があるもので
コストダウンにも限度というものがあるんじゃないでしょうか?

また、生活にも分相応というものがあります。

それをわきまえず、美味しいとマスコミに踊らされたりするから
変なものをつかまされる、そういうこともあるんじゃないかなあと思います。

キャビアだの、トリュフだの、フォアグラだの、こんなものは別に食べなくても
幸せな人生です。
もちろん、交際費で落とせたり、あぶく銭で食べる分にはいいですし
世の中、腐るほど金を持っていて、食べることにしか人生の楽しみを見出せない人もいます。
そういう人は、景気のためにもどんどん使ったらいい。
一般の貧乏人でも、一生に一回とか2回とかそういう特別なときに
食べることができればそれでもいいと思います。

まあ、もっとも、こういうことも、逆立ちしても食べられない人間のひがみかもしれませんね(笑)

何でもかんでも疑ってかからなければならない、今の世の中、困ったものです。

ところで、冬野菜ですが、またまた、やっと台風の影響で、昨日・本日と雨が降りましたので
雨の降る中、急いで、葉物野菜の定植等に追われました。

あさってから再び晴れ続きなので、土が湿っているときに植え替えないと枯れてしまったりするからです。

この雨と、あさってからの気温の低下で、成長も進みそうです。

反面、アスパラは、ここ2~3日、高温多湿で再び病害虫が進み
あさってからの気温低下で、今シ-ズンが終わりそうです。
明日、最終判断しますが、まだお送りできていない分がありますので
順番に、ご返金等ご連絡させていただく可能性が高いです。

by chikomomorara | 2013-10-24 23:58 | 野菜栽培