エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

月曜日から、発送再開します

台風11号、中心気圧が前回よりも低く、勢力もさほど出なかったように報じられていましたが
少なくともこちらでは、前回よりも長時間、強風が吹き荒れました。
今でも、時折、突風が吹いています。

ハウスの台風対策も、今回はしなくていいかなあと思っていたのですが
そう思うととたんに、突風が吹き荒れたので、結局、ハウスは密閉、換気扇を回しました。

こういうのって、やらなかったときに限って、被害を受けたりするものですから
手間はかかりましたが、無事でよかったです。

でも、こういった場合、なんでもそうですが、自分で判断する人、周りに左右される人
いろいろなものが見れますよね。

私自身は、もちろん前者です。
というよりも、人の言うことにはまず逆らうほうですから(笑)
とにかくなんでも自分でことを決めて、実行するほうが性に合っています。

今回も、「しょうがないなあ。対策をするか」と思った瞬間に、ぴたりと風はやみ
「しなくてもいいかなあ」と思うと、突風が・・・
自分で何でも決める私でも、いろいろと悩んだりするんです(笑)

今回の場合、できれば閉めこみたくなかった。
密閉することによって、蒸れが助長され、病気にはマイナスの影響があります。
ましてや、今まで、生育限界とされる40度を超える毎日で、地温にしても、30度を超えています。

物の本には、この時期地温が25度になって、アスパラ栽培がかなり危機的状況で・・・などと書かれています。
でも鹿児島では、この時期、何をしても地温28度を下回ることはありません。

このレベルになると、まずまともなものが激減し、体力も消耗、病害虫にまっしぐらになります。

ところが、今年は30度を超えたりする毎日です。

まあ、人間で言えば、ダウンを着込んで、35度の炎天下、毎日野外で仕事をするようなものです。

ですから、かなりへとへとになっているのがわかります。
で、今回、湿度こそ高いものの、雨天で、強風が吹き荒れています。
ハウスの中も、難なく風が吹き抜けて、かなりすごしやすい昨日の朝でした。
地温も、一気に28度に低下。

そういう状況なので、そのまま強風を入れ込んで、冷やしたいんですね。

ところが、台風によっては侮れないコ-スで、万が一天井を吹き飛ばされると
中のアスパラも傷み、少なくとも、今シ-ズンは終了です。
また、100万単位で被害を受けることになり、経営的にもあっという間に
危機的状況になります。

その上、台風というのは、ほんの数十メ-トル離れるだけで、風の被害を受けたり受けなかったりします。

だから、さまざまなことを勘案しながら、決断しなくてはなりません。

少なくとも、自分で判断したのであれば、失敗しても、納得もできるんですね。

やはり、すべて自分で決めて・・・という人生しか送れないようです。

ということで、少しアスパラもしのぎやすくなったと思いますので
明日以降は、しばらく回復傾向となり、まともなものも採れ始める筈です。
はじめは30キロ以上収穫するもののうち
1キロとか2キロとかですが、少しずつ発送できそうです。

気候リスクといえば、今回は「早期米」の農家がかわいそうです。
というのも、何もなければ、今週末に稲刈りというところがほとんどでした。
今年は寒かったせいか、生育が少し遅れていたんですね。

やっと、順調の育ち始め、穂がたれてきたのが、火曜日あたりから
そこで刈り取ると、青かったり、実が入っていなかったりで、まだ少し早いんですね。

こういうときに、判断を迫られるわけですが、兼業農家は身動きが取れませんし
急いで刈り取ったとしても、すぐに乾燥機に入れなければなりません。
一日に刈り取れるのは、乾燥機の容量までなので、すべて刈り取るというわけには行かないんですね。

実際、火曜日とか水曜日には、大急ぎで刈り取る姿がありました。
(コンバインの音でわかるんです)
またコンバインでも、刈り取ることのできるのは、朝露が乾く10時過ぎからせいぜい
4時ころまでなんですね。
湿っていると、すぐに詰まってしまうんですね。

で、案の定、べたコケになってしまっている田んぼがいっぱいです。
いったん倒伏してしまうと、そこからどんどん、将棋倒しのように倒伏してしまいます。

それから3~4日でも晴れればいいのですが、今回は次の台風がくるそぶりを見せています。
田んぼですから、地面がぬかるんでいると、機械を入れることができません。
(最新型ではOKのものもあるようですが)
少なくとも、水がまったくないような状況でないと、稲刈りはできないんですね。

倒れたまま2~3日でも穂が水に使ったままになると、芽が出て、収穫できても2等米転落になってしまいます。

何ヶ月も、手間をかけ、順調に行っても、台風一発で、すべて台無しに
農業の怖さです。

BSEとか口蹄疫などでも、同じようなものなんですね。

ところで、ここ最近、バタ-などの乳製品が、品薄、価格高騰ですね。
生産者の減少による、原乳の生産量低下によるものらしい。

数年前から予想されたことですね。

10年以上前からだったでしょうか?
原乳価格が、水の価格よりも安値が続き、廃業が増えているという報道を目にしたことがあります。

廃業も当たり前でしょう。

酪農といえば、生き物相手ですので、それこそ24時間365日休む暇はありません。
そして、設備などに莫大な経費がかかる品目でもあります。
何世代にもわたって営農することによって、やっと成り立っている経営です。

廃業にしても、身を切られるような決断でしょう。

コストや、見かけに経営効率にばかり目が行っていると
最後になって、とんでもなく高いものをつかまされることとなります。

輸入のほうが安いからといって、代替を進めると
そのうち、パタッととめられて、高値でもまだ買うことができる間はいいですが
変えなかったりし始めると、何でも売り手も言うことを聞かなければならなくなります。

グロ-バル化や、ボ-ダ-レスというのはつまるところ、それによって儲けるひとが
人々をだますために行っているようなものですね。

こういうのって、ビジネスでいくらでも使われる手法ですね。
はじめは、安く供給したり、高値で買い取ったりして
どんどん、寡占化を進めて行く。
そしてあるときに、何か口実を作って、取引量を極端に絞って
相手にとんでもない取引条件を飲ませる。

そのうち、成り立たなくなれば、切り捨てる、というやつですね。

PB商品の大半が、そのようなものでしょう。

それこそ、米もそうなりつつありますね。

何でも「金、金」の世の中ですが、数十年前まで日本という国はそうではなかったように思うんですが
どうでしょうか?
米粒ひとつでも、茶碗に残っていようものなら「お百姓さんが一生懸命作ったものなんだから
きれいに残さず食べなさい!」と叱られたものです。

お金は大切ですが(身にしみてわかりますが・・・)
紙幣自体に価値があるわけではなく、お金で交換できるものに価値がある
ということに、再度理解しなければならないような気がします。

人間の生活の基本は「衣食住」ですが、その中でも基本中の基本は
やはり食でしょう。
毎日毎日、必要となるものですし
なければ、生命にかかわることですので、そこのところをもっと大切にすべきでした。

(おまけ)
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玄関の横の壁で、昨夜、セミが脱皮をしていました。
もちろん見たのは初めてです。

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玄関の外では、このころ、カブトムシが集まってきて、転がっています。

もっとも、小さいころから、虫取りなんかしたことがなかったので
(興味がなかった)
クワガタとカブトムシの違いも最近知りました。
それと、オスとメスの見分け方も・・・

最も今でも、まったく興味がありませんが。

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by chikomomorara | 2014-08-03 02:12 | アスパラ栽培 | Trackback