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エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

しつこいですが、ダイコン、美味しいです!


このところ毎日ダイコン食べていますが、いや~美味しいですね
しつこいようですが、まあ、好きなものは好きなので・・・

この時期のダイコンは、みずみずしくて、甘くて、しかも、滋味豊かな風味です。
今や再セットにもお入れしていますが、着いたら、当日中に、ぜひ生でかぶりついてください
もっともオススメは、ダイコンおろしです。

この時期の新鮮なダイコンを食べると、他の時期のものは食べる気はしません。
ですから、私自身は、この2ヶ月ほどしか、ダイコンは食べないんですね。

まあ、野菜が健康によいというのはわかっていても、美味しくなければ
食べる価値も無いですから・・・

勢い、旬のものだけを食べていることになります。

これからの、食べたいものの野菜を挙げていくと
1月まではダイコン・白菜・葉物野菜、そしてなんと言ってもネギ
立春を過ぎると春菊、葉物野菜のつぼみ類などですか。
2月中旬からはエンドウも美味しいですね。
3月になると、ソラマメです。

自然というものは面白いもので、冬至を過ぎ
日が長くなってくると、俄然、葉物の成長が早くなります。

もう寒さにあたっているので、ある程度成長すると
いきなりとう立ちしてきます。
上手くできているものです。

花の咲く作物はすべて、そのような過程をたどります。

ですから、春に採れるダイコンや、葉物野菜は、寒さに当てないように
トンネルなどをかけるんですね。

でも冬野菜は寒さにあたらないと、本来の味が出てきません。
ですから、春大根には、滋味豊かな風味は感じられないんですね。

やっぱり、野菜は旬のものが一番です

そう考えると、クリスマス時期に盛り上がる、イチゴなんかは
変なものの典型ですね。
何も、冬真っ盛りの時期に、春のもののイチゴを食べなくてもいいと思うんですが・・・

第一、今イチゴを食べると、身体も冷えます。
甘いのもありますが、そんなに美味しいとは思いません。

イチゴ農家の池畑さんから規格外をもらったりするので
食べますが・・・でも、やはり、せいぜい1月下旬のほうが
断然美味しい。

実は、日本中のイチゴの関係者が、「消費者のニ-ズ」に
振り回されるんですね

イチゴは、クリスマスシ-ズンがもっとも高値になります。
その時期に、出荷しようとするんですね。
極めて、経済合理的な志向ですが・・・

でもイチゴ自体は、春のもの・・・
そこで、苗の段階で、冷蔵庫に入れたりして定植前に寒さに当てておきます。
その後暖かくするために、ボイラ-も炊きます。

でも、植物は温度だけではなく、日照が長くなることによって
春が来たことを感じますので、夜に照明を当てるんですね。
この時期、電球がついているハウスは、ほとんどがイチゴです。

そこまでしても、やはり上手くいかなかったりする・・・
で、今度は品種改良
イチゴほど、県単位で品種改良が盛んな作物もありません。

品種と苗の出来で、9割がた決まってしまう作物なんですね。
ですから、この時期に、甘いイチゴがなる品種にいっせいに飛びつきます。

イチゴにかかわっている人たちのエネルギ-が、ここに注がれているわけです。

なんか、国家全体としてみれば、すごく無駄なような気がしますが
どうなんでしょうか?
(まあ、イチゴに限らず、夏のハウスミカンや、夏の冬野菜、冬の夏野菜
など、なんでもありの日本ですから仕方ないんでしょうか?)

やっぱり、無理なく作られた3月のイチゴしか使わない
というケ-キだったら、取り寄せてでも食べたいですね。

ちなみに、うちはハウス栽培ですが、これは加温が目的ではなく
夏の時期の雨よけと、水分のコントロ-ルが目的です。

by chikomomorara | 2009-12-22 00:20 | 農家のここだけの話