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by chikomomorara

大規模化は危険です!


TPP参加を急ぐようですね

農業関係者=TPP絶対反対みたいな構図なんですが
私自身は、どちらかというと賛成でした。

農家を守れといっても、もう農業自体がほぼ壊滅している。
競争原理も大いに結構。

という立場だったのですが、それは、衰えつつあるといっても
日本自体が正常な状態であるときの話。

まあこのあたりは、後日に・・・

ともかく、TPPは、日本の農業だけではなく、
完全に、日本を打ちのめしてしまうと思います。

TPP参加によって、安い農産物が入ってきて云々ではなく
(もう十分入ってきていますから)
一気に大規模経営が進むと、非常に危険です。

前から言っているように、大規模化というのは、かえって生産性は低い。

もちろん、コメか、穀物か、野菜かなど作るものによっても
若干、話は違ってきます。

例えば、コメなんかは、野菜に比べると、機械化に向いているのは確かです。

でもそのコメで、国策として大規模化を目指した、大潟村が失敗しているじゃないですか!
日本全国で、造られた干拓地なども、同じように遊休地になっているところが多い。

もちろん、資金も経営手法も持った企業がなかなか参入できなかったという経緯もありますが
それでも参入した企業も、ことごとく赤字になっています。
つまり生産性は、かなり低いという事ですね。

原因は、まともに栽培するためには、左右する要因が余りにも多い
という事が上げられます。
その時々の、作物の状況、土壌の状況、気象条件など様々な要因を
頭に入れて、その日の作業を決定せねばなりません。

これは、すごく美味しいとか、品質が優れているとか
そういうものを作るレベルではなく、普通に出荷できるものを
作る場合の話ですらそうなのです。

昨今のように、まともな気候が期待できない状況では
さらに増幅されます。

ですから、普通の企業感覚では、余りにも歩留まりが低く
りすくが多すぎます。

これは管理が行き届いていても、そうなるんですね。
ですから、豊作・不作という事が当たり前のようにあるわけです。

普通の工業製品では考えられないことですね。
ある日作った車が、よくて、次の日のものは、不良品ばかりとか
そういったことは無いわけです。

また、どんなに機械化しようとも、必ず作業する人は必要になります。

大規模に栽培すると、これはもう単純作業の繰り返し。
以前の、植民地でのプランテ-ションとか、ブラジルの農場での作業
なんかと変わらないわけです。
(この点は、穀物なんかは少し違いますが)

おまけに、できるだけ、人件費を安くしなければならない。

例えば、日本の大規模農園なんて、たかが知れていますが
それでも、まあ、東京ド-ム1個や1.5個分くらいの面積は
あるかもしれません。

キャベツでも、白菜でも、ダイコンでも、一面に植えつけたり
間引きしたり、収穫したりするんですね。

当然、雑草を毎日取ったり、虫を取ったりというようなことはできませんから
薬漬けで栽培するわけですが、収穫ともなると、朝早くから14時間くらい
何週間も、収穫に追われるわけですね。

それでいて、どうでしょうか?
多分、日当5000円も出していると、ほとんど利益は無いも同然です。
ですから、中国人を研修名目で雇ったりするんですね。

そうすれば、国からも補助金がでますし、ほとんどただ同然で
働かせることが出来ます。
(ですから、話が違うとか、労働条件が厳しいとかで、殺人事件が起こったりするんですね)

逆に言うと、人件費の安い海外で栽培すれば、そこそこ利益はでるという事になります。

ではもっと、大規模に栽培するとどうなんでしょうか?
これはもう、ほとんど、穀物しか出来ません。

それでも思ったように出来ないので、種子の品種改良を行うわけですね。

例えば、有名になりましたが、除草剤でも枯れないトウモロコシ
根こそぎ何でも枯らしてしまう、グリホサ-ト系の除草剤。
いわゆる、ベトナム戦争で使用された枯葉剤ですね。

使ってみると、これはもう便利です。
東京ド-ム一個分を、毎日毎日雑草取りに追われることを想像してみて下さい。
雑草というのは毎日、成長しますので、それだけで100人いても
多分足りません。

そこで、除草剤をまくのですが、欠点は、何でも枯らしてしまう
ですから、作物のトウモロコシも枯らしてしまうわけですね。

そこで、トウモロコシの遺伝子を組み替えて
特定の除草剤で枯れないような、トウモロコシにするわけです。

こりゃあ、夢物語に近いようなものですね。

その上、害虫にも病気にも強いように、遺伝子を組み替えて
その作物を植えれば、あとは、頭から除草剤をかければいいだけです。

これなら、東京ド-ムではなく、文京区の面積でも栽培できる。
(ただし、穀物だけですが)
生産性も、一時は飛躍的に向上しますね。

ただ、こういう栽培にはいろんな問題があります。
散布する、薬剤の危険性、種子の危険性など・・・
でも、それよりも、もっと問題なのは、このような種子は
F一代限りの、品種特性しかないことです。
その作物から、種をとったとしても、そういう特性は引き継ぎません。

という事は、その種子を使い始めると、ずっと使い続けなければ
なら無いという事になります。

また、だいたい、こういうものにはパテントがかかっていますので
契約でがんじがらめにしばられることになります。

つまり、いったんそういう栽培をさせてしまえば
あとは、意のままに操れるという事ですね。

まあ、速い話が、薬物中毒みたいなものですね。
原発の立地自治体みたいなものです。

原発の場合には、国やら、電力会社がシャブを売るようなものですが
今度は、主にアメリカの企業からかうことになります。

つまり、TPP→農業特区→大規模化という道は
全て、外資の種子会社に、全て食糧を握られてしまうようなものです。

多分、これが実現すると、文字通り、日本国民の生死は
完全に握られてしまうことになりますね。

もっとも。自給率は低いですし、農業をするにも
原油も必要、肥料も必要なので、もう既に、握られているといっても過言ではありません。

でも今なら、やる気になれば、日本国民の半分くらいは、飢えをしのぐだけ
のものは作れるはずです。

原発にしても、こういう事になるなら、40年前にもっと考えておけばよかった
という事ですね。

エネルギ-の次は、すぐにでも生命にかかわる食糧です。

ちなみに、ラウンドアップ、やはり植物を根こそぎ枯らしてしまうだけあって
毒性は相当のものです。
確かに、散布したあとの身体へのきつさは、除草剤>殺虫剤>殺菌剤ですね。

今はどれもほとんど使いませんが、これは確かです。
で、この除草剤を、人の頭の上からまいてしまうというのは
こりゃあ、日本人には発想できない、悪魔的な思想です。

熱帯雨林に潜んでいるゲリラを掃討するために、森ごと枯らしてしまえ
というのはすごいですよ!
全て燃やしてしまうというのも、やりましたが
敵であれば、というか、人間を虫以下にしか見ていない
そういう発想ができるという、民族なんですね、欧米人というのは。
(原爆にしても、同じことですね)
まあ、人を殺すという点では、この上なく効率的なんですが・・・

個人的には、アメリカとは敵対することは出来ないと思っています。
現在では、軍事的には、どの国も勝てませんし、こういう民族性ですから・・・

こういった国が、推進しているTPPだというのは、心しておくべきですね。

悔しいことに、もう今でも、日本は半分終わったなあと思っていますが
TPPは、決定打になると思います。

くわばら、くわばら・・・

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by chikomomorara | 2011-06-11 04:51 | Trackback