病害虫、満載!
2013年 09月 07日
本日のアスパラハウスです。
ハウスによって若干差はあるものの、ほぼ同じような状況です。
一見すると、元気いっぱいなのですが、ここ2~3日
害虫がいっせいに出始めました。
虫も、湿度が高まり、少し涼しくなってきたので、元気回復なんでしょうか?
虫では、例のヨトウムシ、スリップスが発生してきました。
ヨトウムシも大変なのですが、スリップスも一気に樹勢が衰えますので
要注意です。
アスパラにつくのは主に、ネギアザミウマといって、1ミリ~1.5ミリほどの
それこそのみのような虫です。
肉眼ではなかなか確認できませんが、新芽の先がぼさぼさになりますので
それで分かります。
ただそこまで進んだら、かなり末期なので、それまでに気がつく必要があります。
なんとなくアスパラの元気がないなあというのと、収獲したり作業したりしていると
むずがゆくなることで気がつきます。
ということで、ここ数日、薬剤散布に追われました。
使用薬剤は、ヨトウムシにはプレオフロアブル、スリップスにはダントツ水溶剤を使っています。
何とかこれで抑えられたかなあと思います。
この2つをまいて、薬代だけで3万円、収穫がないときなのでけっこうきついですが
こればかりは仕方がありません。
ハウス内が30度以下にならないと、アスパラに薬害がでますので、夕方5時からの散布です。
7時にはもう暗くなるので、全部で4日に分けて散布しました。
ちなみにアスパラの場合は、かなり繁茂しており、背丈も頭よりも高かったりして
その中で、50メ-トルのホ-スを引っ張って、後退しながら散布するのは
野菜の中でも1・2を争うほどの大変な散布です。
しんどくても、しなければならないので、逆に、露地野菜では、薬を散布してまで
野菜をつくろうとは思わないんです。
時間も手間もありません。
下から見ると、こういう状態です。
追加立茎したので、かなりの本数が立っています。
虫もいなくなれば、あと数日で新しい芽が出始めるはずです。
by chikomomorara
| 2013-09-07 00:16
| アスパラ栽培