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エコファ-マ-が農園から、安心と感動を発信します。


by chikomomorara

北海道侵攻は本気です。

ウクライナ情勢、日々、目まぐるしくなってきていますが
このような紛争時の際には、様々な偽情報が飛び交いますので(これも戦闘の一つですから)
それに一喜一憂することはありません。

我々が、個々から何を学ぶかが、最も大切だと思っています。

少なくとも、今までで学ぶことのできる事実は以下のとおりと考えています。

■自国は自国民が守るしかないこと(当たり前ですが)
■核保有国同士は、決して戦わないこと
■第三次世界大戦は、ICBMが飛び交って、地球が何度も滅んでしまうような
 全面核戦争にはならないこと
■軍事紛争になれば、一般弱者が狙われるということ

以上のことは、今回の紛争で明らかに理解できることだと思います。

図らずも、核が相互に抑止力になるということを、証明したと思います。

ともあれ、ウクライナの状況は、現地で見聞きしているわけではないので、推測で話をしても始まりません。

ただ、先日、地上波の番組を見て思ったことは、「幼稚だなあ」ということと、「このようにして先の戦争もメディアによって(そのころは新聞ですが)
煽られて、国民が暴走したんだなあ」ということです。

戦前の日本人は、まだ、歴史も理解していましたし、国際情勢もわかっている人も多かったのではないでしょうか?
そこへ来ると、今の日本人は、戦争について何も教えられていませんし、戦争というだけで思考停止してしまいます。
また、物事を論理的に考えるよりも、感情的に情緒的に考えるというのが、得意です。
そこへもってきて、常に周囲を見回し、その他大勢の意見(ならまだいいのですが)雰囲気(空気というやつですね)によって
思考するという癖がついています。

いいかえれば、洗脳しやすいということですね。

先日の番組でも、全く情緒的、専門家と称する人間も、たぶん、番組の台本に合わせてしゃべっているんでしょう。
国際政治専門家とか言っていましたが、曲がりなりにも、戦争がルールに基づいて行われているということを
全く知らないようでした。

まあ、番組の台本作成者が、国際法を知っているということもないと思うので、仕方ないことかもしれません。
それこそ、野球のルールを知らない人が、野球解説をしているようなものです。
これが、床屋談義(古い言葉です 笑)で全くの素人が、雑談しているのなら罪はありませんが
公共の電波で、日本のこれからの運命を左右するかもしれないデマを飛ばすのですから、手に負えません。

少なくとも、現在の国家間の争いについては、建前としてのル-ルがあります。
あくまでも建前なので、その通りに従うかどうかは実施異なります。
特に、大国においては、このル-ルを守らないことも当たり前のようにありますが
でも、自国に有利になるように、逸脱していないように、要件を具備するということが
必要になってきます。
ちなみに、こういうところでも、律儀に決まりを守るのが日本なんですが・・・

そのル-ルが、(戦時)国際法といわれるもので、ユスアドベルムとユスインベロという二つの法体系に分かれています。
詳しくは、検索してみてください。
簡単に言うと、前者が武力行使の適法性で、これは国連が検証することになります。
(国連というのも、胡散臭い組織ですが)
平たく言ってしまえば、正当な武力行使であったかどうか?ということに関するル-ルです。

後者は、戦争の方法・手段を規制するルール、戦闘で生ずる負傷者などを保護、救済するルールでハーグ条約やジュネ-ブ条約で規定されています。

この二つは、全く違う法体系なので、これを混同して、現象面だけから見ると、何が何だか分からなくなります。

例えば、この武力紛争が戦争になるのかどうかは、前者の問題ですし、戦争となれば当事国以外の義務も生じてきます。
戦争当事国以外の、中立義務などです。
もっと簡単に言うと、「こいつが武力を使ったのも、まあ仕方ないわなあ」ということです。

ですが、武力を使ったのがしかたないとしても、何をやってもよいということにはなりません。
民間人を殺害したり、捕虜を虐殺したり、はたまた、民間人のふりをして(いわゆる、ゲリラ、便意兵)襲ったり、こういうのは
後者になります。

ですから、今回ロシアが東部に侵攻した際には、自国民保護などの名目を与えていますし、北部への侵攻を「特殊軍事作戦」と名乗っているのも
全て、その言い逃れのためです。
本音は違えど、一応建前上は守ってますよという態をよそおっているわけです。

ですが、何をやってもいいわけではなく、原発への砲撃は、後者に定植する事案です。
間違いなく、民間人に多大な犠牲者が出るのは、誰でも理解できますので、言い逃れできないからです。
ですから、数日たって、あれはロシアが行ったものではないと訂正したわけですね。

この二つの法体系は峻別して検証することになり、主に前者については違法ということになれば、賠償金等で償うのが国際常識です。
後者については、違法すなわち犯罪人ということになります。

ですから、「このような残虐なことをしたから、P氏は侵略者だ。犯罪人だ。」とかいうのは混同も甚だしいことになります。

ともあれ、各国ともこのル-ルに一応従っているかのように装い、そのうえで、政治的に駆け引きをするというのが
国際政治です。(汚い世界ですが)

また、他国の政治体制を転覆するようなことは、挑発であり、宣戦布告に十分当たりますので、これを公に口にしただけで
言われた相手に、ユスアドベルムでは、正当性を与える口実となります。
ですから、梅さんが「P氏を大統領の座から引きずり下ろす」という発言を、国務省が慌てて取り消したわけです。
そのままであれば、ロシアがミサイルを米国にぶち込んでも、違法ではなくなります。

また、それを挑発ととらえるかどうかの判断は、慣習に基づく相手国の受け取り方次第です。
経済制裁とか、外交官の追放などは、明らかに挑発としてとらえられても仕方なしというのが、慣習です。
ですから、ロシア政府が日本に対し「経済制裁は宣戦布告に等しい」といったのは、ごく常識的なことです。
その宣戦布告に対し、反撃するかどうかは、今回ならロシア政府次第ということです。

当たり前ですが、反撃して負けるならば、宣戦布告されても何もしないという判断になるでしょう。
今回、経済制裁している国は数多くありますが、そのような国全てに「宣戦布告だ~」といわないのは
そういうわけです。

昨日、「北海道はロシアのものだ」というような声明を、ロシアの国会議員の大物が発言しましたが
それに対して、「宣戦布告された」などといっている人が多くいますが、すでに日本が宣戦布告しているんですね。

そこから、いつ、戦争に発展するかはP氏の判断次第です。
今回の発言は、ロシア政府の公式見解といってもいいと思いますし、2月以降、軍事演習も頻繁に行っていることから
単なる脅しではないでしょう。

また、北海道に対しては、ロシアのみならず、中国も10年以上前から手を入れています。
ありもしない「アイヌ迫害」を演出してきたのも、いつかは、アイヌ独立というでっち上げで
国家承認、アイヌ人開放とか、アイヌ系住民解放という名目で、いつかは侵攻しようという
思惑もありましたから、今回が、勿怪の幸いとばかりに、一気に侵攻してくる可能性はかなり高いと思います。

それがいつになるか、これはロシア政府次第でしょう。

またその場合、中国が同じく、琉球独立承認、自国民保護を名目に、進行してくる可能性も高いですし
そのサポ-トとして、北から日本海側に打ち込んでくる可能性もあります。

私が相手側の指導者でしたら、同時に事を起こします。
またこの場合、厳密にいえば、米国は、内戦を名目に、手出しできないという行動に出るかもしれません。
アフガニスタン、ウクライナを見ていれば、そういうシナリオになるのではないかと思います。

いずれれにせよ、そう遠くない(4~5年先とかいうのではなく)時期にこういう事態になるのは
悲しいかな、確定と思います。

腹をくくって、戦うしかないですね。

70年以上のつけが一気に払わされることになったということではないでしょうか?
それを避けるためには、可能性は限りなくゼロに近いですが、次回に・・・


by chikomomorara | 2022-04-10 02:11 | マスコミが隠蔽したいこと